学資保険の代わりに「つみたてNISA」。わが家の教育資金500万円の貯め方を公開。




子どもが生まれると、学資保険への加入を検討する人も多いのではないでしょうか?

出産前にプレママ向けコミュニティサイトやベビー用品メーカーのサイトなどに会員登録していると、うまいタイミングで、学資保険のダイレクトメールがたくさん届いたりするんですよね。

ネットで検索すると、子どもが生まれたら学資保険(こども保険)に入ろう!みたいな記事がズラリ。

某保険会社のタイアップ記事には、約7割の家庭が学資保険に加入しています、といった内容の統計グラフが載っていたりします。

これほど多くの人が加入しているのであれば、それ相応のメリットがあるのだろうと、わが家でも学資保険について検討してみたことがあります。

学資保険に入ってる?ママ友10人に聞いてみた

身近なところで、私の周りのママ友たち10人(いづれも生後6~8ヶ月の子を持つママ)に聞いてみたところ、学資保険について検討したことがある人はいれど、「保険料が負担になるから」「いまは利率がよくないから」などの理由で加入している人はひとりもいませんでした。

次に、百聞は一見にしかず、きちんとプロの話を聞いてみようと、保険会社の営業マンに直接会ったり、ファイナンシャルプランナーの方に相談したこともありました。

学資保険でいくら貯まる?いくら増える?

学資保険でいくら貯まるのか?

たとえば、代表的なソニー生命の学資保険で保険料での試算がこちらです。

例/
満期学資金100万円
18歳満期
911,520円 の払込みで100万円が受け取れるプラン(返戻率109.7%)。

いまの低金利時代、銀行に預けるよりはマシかもしれませんが、それにしても利率がショボすぎる…。

わが家が学資保険に加入しない理由

結論から言うと、わが家では学資保険には入っていません。

もっといい条件で貯蓄できる方法があるのでは?

教育資金を貯めることが目的なので、その手段は学資保険である必要性はまったくないと思うからです。

学資保険に入らないで教育資金をどう貯めるか?

で、結局、学資保険で資産運用することに魅力を感じなかった私は、学資保険の代わりに「積立投資」をはじめることにしました。主な投資先は、次のとおりです。

投資信託(インデックスファンド)

2010年以前から、リスクが相対的に低いインデックスファンドに毎月積み立てしています(住宅ローン返済のため、一時休止期間あり)。

  • 国内株式クラス:日本株式インデックスe
  • 先進国株式クラス:外国株式インデックスe
  • 先進国株式クラス:ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • 新興国株式クラス:eMAXIS新興国株式インデックス

など。

いまのところ、含み益は、+70%くらいで順調に運用できています(2018年4月現在)。

つみたてNISA

2018年からは、つみたてNISAを利用しています。

つみたてNISAの概要

  • 2018年1月から運用開始(口座開設は2017年10月からスタート)
  • 年間投資額の上限は40万円
  • 非課税期間は最大20年(投資可能期間は2037年まで)
  • 長期積み立て非課税枠最大800万円
  • 現行NISAとの併用はできない

つみたてNISAのメリット

年間40万円までと上限はありますが、20年間は値上がり分や分配金に課税がされないで、最大800万円を非課税で運用できるのは最大のメリットですね。

また、つみたてNISAは、確定拠出年金(イデコ)と違って、いつでも売却できるので、老後資金目的だけでなく、住宅資金や教育資金を貯めるといったことでの利用も可能です。

つみたてNISAのデメリット

確定拠出年金のように掛金の全額所得控除などがない

私がつみたてNISAを利用する理由

つみたてNISAはいつでも自由に売却・引き出しが可能で、私のような主婦でも気楽にできる投資スタイルです。

つみたてNISAには、確定拠出年金のような掛金の全額所得控除などはないという制約はあるけれど、資金の流動性を第一優先に考えれば、専業主婦の私の場合、積立NISAで運用するのが賢明な選択だと思っています。

具体的にいくら投資するか?

つみたてNISAは「年間40万円」までの投資が可能です。

月額換算で約33000円×最大20年間=792万円の元本を投入したとして、将来いくら貯まるでしょうか。大和証券の簡単シミュレーターを使って、シミュレーションしてみましょう。

想定利回り3%(年率)の運用の場合で、運用収益は約289万円になる試算です。

想定利回り5%(年率)だとしたら、運用収益は約553万円

通常の口座だと、税金20%がもっていかれてしまうので、これが非課税になるとあれば、だいぶお得感を感じられます。

というわけで、これは使わない手はないということで、私はつみたてNISAを利用して2018年1月から積み立てています。

つみたてNISAの投資先はeMAXIS Slimシリーズ

私が選んだ投資先は、信託報酬手数料がお安い、eMAXIS Slim シリーズです。先進国株式クラスと新興国株式クラスを50%:50%であわせて毎日約1600円、年間約40万円を積み立てていきます。

先進国株式クラス

  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド 毎日810円積立

新興国株式クラス

  • eMAXIS Slim 新興国株インデックスファンド 毎日809円積立

積立商品は随時変更できるので、とりあえず、スタート時はこれらの商品で始めています。
ほかに魅力的な商品が登場したら、随時変更すればいいですもんね。

eMAXIS Slimシリーズが購入できる金融機関

  • SBI証券
  • 楽天証券

などありますが、私は使い勝手のいいSBI証券でコツコツ積み立てていきます。

みなさまも、賢くお金を増やして、教育資金や老後資金などを貯めていきましょう。